天たつは2015年5月1日よりイタリア・ミラノにて開催されます「ミラノ万博_日本パビリオン企画_日本が誇る伝統食品」に「越前仕立て汐雲丹(しおうに)」と「粉雲丹(こなうに)」を出展し、イタリアミラノにて展示試食を行います。
2015年5月1日よりイタリア・ミラノで開催されます「ミラノ万博」はこれまで万国博覧会として扱ったことのない「食」をテーマとした万博。
世界各国から食が集まり来場された方たちに披露する一大イベント。
このミラノ万博の日本パビリオンにて開催されます「本場の本物_世界に誇る日本の伝統食品」企画にて天たつの越前仕立て汐雲丹と粉雲丹の2品を展示、試食をさせていただきます。
現地ではわたくし天野準一が立ち、5月12日から16日の午前中世界の皆様に日本福井の伝統食品であります「越前仕立て汐雲丹」と汐雲丹から作るふりかけ「粉雲丹」を試食してもらいながら商品の説明や使い方などを資料、動画などを使って説明させていただきます。
今回ご紹介します「越前仕立て汐雲丹」は天たつが江戸時代(1800年代半ば)に考案したバフンウニに塩をふりかけ、水分を抜き凝縮熟成させる保存食です。
天たつ三代目当主天野五兵衛が当時の越前福井藩主松平治好(はるよし)公に「ウニを使った戦時などに携帯できる保存食を作るように」と言われ製法「塩蔵法」を開発したのが始まりで、以来福井の浜の海女さんや漁師たちに製法「塩蔵法」を伝え年貢として天たつが一手に集め、越前福井藩に納めておりました。
戦争などがない江戸時代でしたので、主に江戸幕府徳川家や各大名家、宮家への贈り物などに使われ「日本三大珍味の一つ」といわれるようになりました。
明治の時代(1800年代後半)より年貢として集めることもなくなり、天たつで小売りをするようになりました。
「粉雲丹」は「越前仕立て汐雲丹」を乾燥粉砕し作る雲丹のふりかけです。
天たつで販売を開始したのは2013年からになりますが、江戸の当時より「粉雲丹」という言葉はありました。
当時江戸まで木の桶に汐雲丹を入れて運んでいたのですがどうしても表面が乾いてしまいました。
贈り物には中心の柔らかい部分のみを差し上げて、固く乾燥した部分は粉にしてお刺身などにかけて食べたとのことでした。
越前仕立て汐雲丹、粉雲丹ともに磯の香りが大変濃く、旨味濃厚。
越前仕立て汐雲丹はご飯にのせても美味ですが、お酒とともに食べていただくと大変美味。
旨味と香りが大変芳醇なため少しの量でお酒が飲めることから、おなかにたまらないお酒の肴としてお使いいただけます。
粉雲丹は温かいご飯にふりかけていただいたり、パスタなどにかけていただいても美味。
濃いウニの風味と甘みが加わり、それだけでも十分美味い雲丹の一品となります。
今回世界の皆様にご紹介をする機会をいただいた天たつの「越前仕立て汐雲丹」「粉雲丹」を、皆様にもお試しいただけたらと思います。