天たつでは贈り物をお包みする包装紙を毎年夏と冬につくりかえており、2016年夏の包装紙も福井県の伝統和紙_越前手漉き和紙_にて天たつオリジナルで漉きました。
越前手漉き和紙は1500年前からの歴史のある和紙で、いまでも手漉き和紙の産地にはいくつも和紙を作る工房があり、紙を漉いています。
近年機械で和紙を作ることができるようになり、生産量が大幅に増えました。
しかし、機械漉き和紙と手漉き和紙では全くと言っていいほど風合いが違うため、知っている人は一目見てわかります。
弊社天たつも今年214年目を迎え、福井の文化でも有ります越前うに_越前仕立て汐うに_の魅力をお客様にお伝えする仕事をしております。
文化を守り、魅力を伝えるということは大変重要なこととかんがえており、包装紙も昔から伝わる越前手漉き和紙で作っております。
紙漉きの作業を見たことの在る方はご存知かと思いますが、漉き終えて乾燥する前の和紙(の原型)はなんとも言えない艶っぽさが有ります。光が当たるとキラキラと光り、上品な美しさを感じます。
乾燥し和紙になった時はそのキラキラ感はなくなるのですが、重厚な高級感と安定感を感じさせる質感を持ちます。
2016年の夏の天たつ包装紙は涼しげで高級感を、ということで上品な青の色使いと波を表現したものに仕上げております。
きっと受け取った方にも喜んでいただける、そんな手漉き和紙に仕上がったかと思います。
2016年の父の日のギフトに、そしてお中元のギフトにもぜひこの越前手漉き和紙でお包みさせて頂く天たつのギフトをご用命頂けましたら幸いでございます。
おはようございます。
冷たい雨と雪が降るここ最近の福井。
朝晩の気温が「ピンッ」と張りつめているような寒さです。
本日は贈り物をお持ちいただく際に重宝する天たつの「手提げ袋」をご紹介します。
天たつは江戸時代から福井藩松平家の御用商人をさせていただいており、今でもお付き合いを続けさせていただいております。
その中で頂戴した物品などもいくつかあるのですが、その中の一つに「福井城下地図」がありました。
これは弊社が明治時代に入ってから小売りの販売店をしている時に、時の松平御当主様からお預かりしたものです。
現在はデータで絵柄を保管し弊社の品物を持ち運ぶときにお使いいただく手提げ袋に印刷させていただいております。
福井天たつの商品をお持ちになるときに、福井城下地図を写した手提げに入れてお持ちいただくことで、福井の江戸時代からの歴史と文化の空気を品物と共に先様にお届けできますよう、お出しさせていただいております。
おはようございます。
最近福井はぐっと寒くなり、雪が降っております。
関東の方もだいぶ寒くなり雪が降ったとか。
まだまだ寒さ厳しい折、皆様におかれましてはどうぞご自愛くださいませ。
本日は天たつの商品を包む包装紙、「越前手漉き和紙」の話を書かせていただきます。
越前和紙の歴史は古く、西暦1500年ころからあります。
この越前和紙は製造技術の高さから紙幣や証紙など公的な印刷物にも使われ、透かしの技術が確立してからは日本の紙幣製造技術に大きく寄与してきました。
この越前和紙の里である福井県越前市は和紙漉きの神様を祭っています。
それが「川上御前」です。
1500年前に村人に紙漉きの仕方を伝え、「私は岡本川の川上に住むものです。」といって去って行った女性をみなが川上御前とよび岡本神社をたて今でも祭られています。
今は岡本神社、大瀧神社が並び立ち拝殿は国の重要文化財にも指定されています。
福井が誇る、日本が誇る伝統の紙「越前和紙」この越前和紙を今でも手で漉いてつくる職人さんがいらっしゃいます。
手漉きの越前和紙は原料であります楮・三椏・雁皮を煮て繊維だけを取り出し、冷たい水につけて丁寧に残った皮などを取り除き、たたいて繊維をほぐします。
植物の根から取った粘性のある透明な液体と合わせ型に取り乾かします。
そして乾いた紙を重ね脱水をし、一枚ずつ板に張り付け乾燥し出来上がります。
これをすべて手作業でやるということの大変さは、想像以上です。
冷たい真冬の川の清流で皮の除去作業を手ですることや、冷たい水のなかに手を付け型にとること。
その全てを失敗なくやることで芸術品としての越前手漉き和紙の美しさが生まれます。
天たつの商品をギフトとして贈ってくださる方の大切な思いは、越前手漉き和紙でしっかりとお包みし、お届けいたします。
TEL: 0776-22-1679
FAX: 0776-25-1865
天たつ 若女将天野雅代です
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